脳内彼女というイマジナリーコンパニオン

このブログは好きで書いているわけではない。勝手に書いてしまっているのだ。トゥレット症候群の患者がチンポと叫ぶのをやめられないのと同じで、俺もブラウザ開いて糞エントリーするのやめられない。これはなんて言う症候群なのだろう。まあいいや。ともかくそういう異形のパーソナリティーなフリークスだから、イマジナリーコンパニオンを持つ。自分の中に誰かを作ってそいつと話す。これを人形劇のような技芸には昇華出来ない。なぜなら独り言は独り言。俺の中では完全に完結し、他者から見れば、一刻も早く入院させなければならないという現象だ。海洋冒険家にでもなって、水平線まで人が一人もいない世界に行く必要がある。そうでなければ救急車。まるで俺は公安に監視される思想犯のように、ドキドキしながら、人のいない寂れた場所を探しダンボールで野営するのである。この寒空の下で気の毒だと思われるかもしれないが、目撃者によれば、俺の目は爛々と輝いているらしい。そうやって俺は心の中に、金色の髪が輝く黒曜石の瞳の少女を造形し、世情について話したりするのだ。それをそのままブログに書いたりするから、いつもスパム扱いされて終わりなのだ。彼女との会話は楽しいけれど、ふと我に返って、底のない絶望を味わうことがある。脳に電気を打たれたように目覚め、自分の社会的底辺なポジションを限りなく自覚させられるのだ。痺れるような不安。脳内で培養したものだけで生きていくというのは辛いものである。社会的に築き上げず、脳内だけで築いた砂の城は、いつも残酷な響きを建てて崩れ去る。愉楽の余韻はなく、単に俺を墜落させるために上昇させるというシステム。
だからなんで恋愛で救済されるとか何とかっていうか救済なんかどこにもネーんだよボケが。 - 旧玖足手帖-日記帳-
悪用厳禁「洗脳力」は自己限定で: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20081211/1228977151
本田透君の逆襲: たけくまメモ