廃人

ゲームに明け暮れているうちに一月が終わろうとしている。しかし人生はすでに終了しており、もはや芯まで腐っている林檎だから、煮ても焼いても食えない。黒煙が立ちこめる中に、社会的な死体があるだけだ。尖った岩場で、どこかに突き刺さっている。羊の群れの中の一匹になることすら出来なかった。